共働き夫婦のモメない料理分担術!妻のイライラを解消する方法は?
今や「共働きが当たり前」な時代。
2018年に発表された調査データによると、日本の専業主婦家庭はわずか約37%で、残りの約63%が共働き家庭なんだとか!
そんな中、家事・育児を1人で背負いすぎて精神的にも肉体的にも辛い想いをしている妻はどんどん増えています。
どうして私だけ仕事から帰ってもバタバタ働かなきゃいけないの?
妻だって、たまには誰かの作った温かいご飯が食べたい…!
妻
え?料理?
実家暮らしだったから一度もした事ないよ~。
てか、俺が作っても絶対マズイから。
[/voicem]こんなやり取りが目に浮かびます。
そこで今日は、共働き妻にとって“負担の大きい家事”と言われている「料理」の夫婦分担について
- 料理の大変ポイント・ストレス度
- 料理にまつわる夫婦の不満・疑問
- 料理を夫婦で分担するメリット
- 料理を上手に分担・時短するコツ
をテーマに深く掘り下げていきたいと思います。
共働きが浸透しているにも関わらず、まだまだ「料理は妻がするもの」という家庭のほうが断然多いのが現状。
ですが、料理は負担が大きい家事だからこそ、夫婦の協力が必要不可欠だと言えます。
妻1人が負担を背負いすぎないようにするにはどうすればいいのか、ぜひ知って帰って下さい!
momoko
料理のどんなところが大変なの?
まずは、多くの共働き妻が口をそろえて「料理は本当に大変!」と言っている証明をご覧下さい。
パナソニックが30~40代の既婚男女2,742人に行った調査データです。
共働き妻の50%以上が、”一番負担に感じている家事”を「夕食作り」だと回答しています!
さらに、”一番手を抜きたくない家事”でも「夕食作り」が堂々1位にランクイン。
料理が一番大変だけど、しっかり頑張りたいし夫には任せられない…
妻
と考えている妻はとても多いようです。
でも、妻が頑張れば頑張るほど夫は人任せにしてしまいます。
料理を夫婦で上手く分担していく為には、「妻が頑張りすぎない」事を意識しなければいけません。
momoko
料理の大変ポイント5つ
世の共働き妻たちが「料理が大変」だと感じるポイントを5つご紹介します。
1.仕事から帰ってきた後の夕食作りが何より辛い!
先ほどの調査データでも堂々の1位に選ばれていましたが、クタクタな状態で仕事から帰って来てからの夕食作りがとにかく苦痛…!
- 時間に追われながら作らなければいけない
- 短時間で完成する料理しか作れないから栄養面が心配
- カレーやシチューは月2回以上、とにかくレパートリーが少ない
などの悩みが多いようです。
2.大人と子供の料理の好みが違って大変
大人は和食が食べたいけど、子供は魚を食べてくれない…
家族全員の健康を考えた献立を考えるのってすごく難しい!
3.料理は作る前の工程も大変
料理を始める前の工程がこれまた地味に大変。
メニューを考えて、材料をピックアップして、買い物をして…
仕事が終わってから買い物をするとなると、それだけ負担も増えますよね。
「専業主婦なら昼間に買い物できるのに..」なんて勝手に不満を感じてしまいます。
4.味付けがうまくいかない
クックパッドで人気のレシピを作ってみたけど、味付けがうまくいかずに全然おいしくない。
夫には「ちょっと味が薄いんじゃない?」なんて文句を言われてモヤモヤ。
味付けの加減って見極めるのがなかなか難しいんですよね。
5.後片付けが面倒くさい
ご飯を食べ終わったらゆっくり疲れた体を癒したいのに、キッチンには大量の汚れた調理器具や食器が。
「料理は後片付けまで」なんて言いますが、できる事なら休日にまとめて洗いたい…
料理にまつわる夫婦の不満や疑問
【夫へ】作ってくれないなら、メニューに文句を言わないで!
料理は完全妻任せなのに、
[voicem icon=”https://tuma-otto.com/wp-content/uploads/2018/11/otto.png” name=”夫”]またこのメニュー?
今日は和食の気分だったのになぁ~。
[/voicem]なんて文句を言われたら妻の怒りは爆発!!
私はあなたの母親じゃないのよ。
子供みたいな事言わないで!
妻
【夫へ】お願いしても「キミのほうが上手だから」とスルーしないで!
ねぇねぇ、たまにはあなたも料理作ってよ。
妻
とお願いしても
[voicem icon=”https://tuma-otto.com/wp-content/uploads/2018/11/otto.png” name=”夫”]いやいやいや、俺が作ってもマズイご飯ができ上がっちゃうよ。
キミが作ったほうが絶対おいしいからさ!
[/voicem]とすぐに逃げる。
夫は妻をヨイショした気分になっているかもしれませんが、ハッキリ言って全然うれしくありません。
【夫へ】妻と母親を比べないで!
[voicem icon=”https://tuma-otto.com/wp-content/uploads/2018/11/otto.png” name=”夫”]
この料理、うちの母さん得意だったんだよね~。
実家ではこういう食べ方してたんだけどさ~。
[/voicem]なんて、妻と母親を比べるのは完全NG!!
「母さんに料理教えてもらいなよ」なんて言った日には発狂しますよ。
【夫へ】料理の感想や感謝の言葉がもうちょっとほしいな…
「おいしいよ」「いつもありがとう」なんていう言葉が一言でいいからほしい!
料理が出てくるのが当たり前だとは思ってほしくない。
私は配膳係じゃないのよ!
妻
【妻へ】質問した時は、怒ったり呆れたりしないでほしい!
1人暮らし経験がない場合、今まで一度も料理をした事がないという男性は多いはず。
その場合、
[voicem icon=”https://tuma-otto.com/wp-content/uploads/2018/11/otto.png” name=”夫”]お米ってどうやって炊くの?
アク抜きって何?
いちょう切りって何?
[/voicem]など、妻が当たり前のように知っている事を知らない場合もあります。
そんな簡単な質問を夫がした時、
なんでそんな当たり前の事も知らないの?
妻
というような呆れた態度をされると、男性は傷つきやる気も一気にダウンしてしまいます。
「妻にとっては当たり前の事でも、優しく教えてほしい」
これが男性の素直な気持ちなんです。
【妻へ】頑張って作ったのに、クオリティに文句を言わないで!
夫なりに頑張って作ったのに、
ん~何かが足りない。
火強すぎ。焼き加減もっと気を付けて。
妻
なんて文句を言わないでほしい。
現状、料理はハードルが高すぎて手が出せないという男性は多いです。
毎日同じ作業を続ける「掃除」や「洗濯」とは違い、料理はある程度のスキルが必要ですよね。食材の下処理や焼き加減、栄養を考えた調理方法など複雑なので、マスターするのはそう簡単ではありません。
[voicem icon=”https://tuma-otto.com/wp-content/uploads/2018/11/otto.png” name=”夫”]正直、得意なほうがやればいいと思うんだけどな…
[/voicem]
【妻へ】無理して頑張らなくてもいいのに…
きついなら、無理して料理をしなくても惣菜を買ってくればいいのに。
「はぁ~」とため息をついてイライラしながら料理をするなら、もっと手を抜いてほしい。
[voicem icon=”https://tuma-otto.com/wp-content/uploads/2018/11/otto.png” name=”夫”]どうしてそんなに手作りにこだわるのかなぁ。
イライラするなら無理しないで。
[/voicem]
- 完全妻任せなのに、メニューに文句を言わないでほしい
- 「キミのほうが上手だから」の一言で逃げないで!
- 妻と母親を比べるのは絶対NG
- もっと感謝の言葉を言ってくれたら頑張れるのに…
- 簡単な質問をしても怒ったり呆れたりしないでほしい
- 夫の料理にダメ出しが多すぎる!
- そんなに無理して頑張らなくてもいいよ
ずばり!料理のストレス度は?
「家事の中でも一番負担が大きいけど、手は抜きたくない」という思いから、頑張りすぎて大きなストレスを感じてしまう状況に…
ですが、この考えは危険かもしれません!
妻が頑張りすぎることをやめて夫と上手く料理分担ができるように、これからご紹介するコツをぜひ実践してみて下さい!
イライラしない夫婦の料理分担術5つ
週末に夫婦で一緒に作り置きおかずを作る
料理をしない夫の中には、「嫌いじゃないけど作り方が分からなくて手が出ない」という方も多いと思います。
そういう夫には、週末を使って一緒に簡単な「作り置きおかず」を作る練習から初めてみてはいかがでしょうか。
料理の全工程をマスターできなくても、食材の切り方や下ごしらえの仕方だけでも覚えてもらえれば、妻の負担はグンと軽くなりますよね!
「作り置きおかず」は、今や共働き家庭には必須とも言える料理の時短方法です。
楽しく読めて簡単に実践できる本もたくさん出ているので、夫婦で一緒に読みながら実践してみるのもいいですね♪
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下ごしらえだけでも手伝ってもらう
料理の工程の中でも毎回同じ作業である
- 食材を切る
- お米を炊く
- 冷凍していたお肉を解凍する
など、単純な作業を手伝ってもらいましょう。
妻より夫のほうが早く帰宅した時だけでも下ごしらえをしてもらえるとすごく助かりますよね!
単純な作業なら、料理に苦手意識を持つ男性でも手伝ってくれる可能性が高いです。
ちなみに我が家は週末に食材をまとめ買いしています。
平日時短の為にお肉や野菜をカットして冷凍保存していますが、たまに夫にも手伝ってもらっています。
料理が苦手なうちの夫でも嫌がらずに手伝ってくれますよ♪
momoko
簡単な調理食品を有効活用する
「大さじ〇杯」や「火加減は強めの中火で」など、細かい作業を男性に求めるのは現実的ではありません。
夫には「温めてまぜるだけ」「野菜とお肉を一緒に炒めるだけ」などの簡単調理食品を利用した料理を2~3品マスターしてもらいましょう。
妻が急遽残業をする時や体調を崩してしまった時などに役立ちます。
あわせて調理器具や調味料を直してある場所を覚えてもらうのもおすすめです!
momoko
料理完全NGな夫には、食事の後片付けを積極的にしてもらう
「どうしても料理は無理!」という夫だったり、あなたが「夫には任せられない」という場合は、食事の後片付けだけでも積極的に手伝ってもらいましょう。
仕事で帰りが遅い夫でも、自分の食器の後片付けぐらいはできますよね!
そして何よりも、妻が完璧を求めすぎない事を心がけましょう。
ある程度は妥協して、料理ができなかった夫が頑張っている姿をしっかり評価してあげて下さい。
momoko
ちなみに…料理ができるようになると夫にはこんなメリットが!
夫が料理をしてくれると妻は「負担が軽くなる」という大きなメリットがありますが、夫にも嬉しいメリットがあります。
それは、「将来の投資になる」こと。
今からあまり考えたくはないかもしれませんが、年をとって妻が先に亡くなった時や定年退職後に妻から離婚を切り出され1人になった時、料理ができないと確実に不便な思いをします。
たしかに、夫は妻に先立たれると不健康になり、妻は夫に先立たれると健康になるなんてよく言うわよね。
妻
将来何があっても自立した健康な生活ができるように、今から料理をマスターしておく事はとても良い事なんです!
明日から実践!料理の時短ワザ4つ
料理はいかにラクしておいしいご飯を作るかがなにより重要です!
momoko
簡単で便利な調味料・調理食品を活用する
夫婦の分担術でもご紹介しましたが、「食材はブツ切りにするだけ」「袋に入っている調味料と具材をフライパンで炒めるだけ」といった簡単調理食品をフル活用しちゃいましょう。
「〇〇の素」なんて最高!
麻婆豆腐・回鍋肉・チンジャオロースなど、簡単に美味しい料理が完成しちゃうのよね。
妻
下処理・加工済の食材を活用する
野菜の皮をむいてカットする作業って、意外と手間がかかりますよね…ここをガッツリ時短しちゃいましょう!
カット済の生野菜や茹でてある冷凍野菜は本当に便利!
たしかに普通の生野菜を買うより値段は高いですが、ここは共働き家庭の贅沢として考えても決してバチは当たりません!
我が家でもコンビニの千切りキャベツはよく買っています。
自分で切るより断然見栄えが良いしおいしいんですよね~。
豚汁や筑前煮を作る時も、里芋やニンジン・椎茸などが下茹で処理された冷凍野菜セットを使っています♪
momoko
食材宅配サービスを利用する
コープ(生協)やオイシックスなどの食材宅配サービスを利用すれば、料理だけでなく買い物の時短にもつながります!
我が家は3年前からコープ宅配を利用していますが、
- 電子レンジで温めるだけの骨取り処理済の魚
- 牛乳と混ぜるだけの本格派スープ
- 野菜と一緒に炒めるだけの酢豚セット
- 具材とだし入りの筑前煮セット
- お肉とスープ入りの鍋セット
など、とにかく共働き家庭に便利過ぎる食材セットがたくさん!
私は2人目の育休復帰時から利用し始めましたが、もう便利すぎて手放せません…
コープ(生協)やオイシックスは無料や格安のお試しセットがあるので、一度試してみるのもおすすめです。
momoko
調理家電を購入する
今話題の「おまかせ調理」ができる家電を有効活用しましょう。
食材を並べて入れるだけで料理が完成したり、スイッチ1つで「蒸す・焼く」などの工程を楽々やってくれるのでとっても便利です!
アプリで操作して外出先から予約ができる調理家電もあり、共働き家庭の需要は年々高まっています。
料理が苦手な夫を頼るよりも、家電に頼ったほうが精神的にもずっと楽かも!
妻
【結論】料理は妻向き?夫向き?
料理は家事の中でも一番負担が大きいけど、夫にはなかなか任せられない。
妻
という妻が多い現状から、やはり料理は「妻向き」であると言えます。
やはり掃除や洗濯とは違い、夫が妻の希望通り完璧に料理をこなす事は難しいのかもしれません。
ですが、夫が苦手な事でも少しずつ克服しようとする姿勢を見せる事は大切。
料理の下処理や後片付けは、夫にも積極的に協力してもらいましょう。
また、平日は簡単調理食品や家電に頼りながら、休日にゆっくり夫婦で料理をするのも素敵です。
少しずつ料理のレパートリーを増やしていって、夫に「料理の楽しさ」を知ってもらいましょう。
私の夫も「料理は、ハードル高い」となかなか挑戦しませんが、3品くらい作れるものがあるとかなりありがたい…!まずは、休日の料理を一緒にやってみたいです。
さな