子供を甘やかす妻、何とかして!2つの対策と子供への影響。
そこのご主人!妻が子供に甘すぎると悩んでいませんか?
もしかすると、あなたの奥さんは子供に
- 着替えを手伝ってあげる
- 毎日アーンして食べさせてあげる
- 欲しいおもちゃをすぐに買ってあげる
- お片付けを全部してあげる
- 怒らないといけない時にも怒らない
なんていう行動をしていたりして…
実は「妻が子供を甘やかしている」ことに悩んでいる夫は多いです。
それはやりすぎじゃない?って思う事もあるけど、直接妻には言えない…
だって怖いから。
夫
ですが、妻のその行動、そのままにしておいたら子供に悪影響を及ぼすかもしれません!
なぜなら、子供の「甘え」と「甘やかし」には明確な違いがあるからです。
この記事では
- 妻が子供をなぜ甘やかすのか?
- 「甘え」と「甘やかし」の明確な違い
- 甘やかされて育った子供は将来どうなるの?
- 妻の甘やかしを止めさせる方法
についてご紹介していきます。
妻の為、そして子供の為にも、ぜひご主人が行動を起こしていきましょう!
なぜ妻は子供を甘やかしてしまうのか?
子供をつい甘やかしてしまうのには、妻たちのこんな本音がありました。
「楽」だから
子供に駄々をこねられるのって、想像以上にキツイです。
例えば、子供が
ねぇママ~あのお菓子買って!
子供
と駄々をこねたとします。
そんな時、一般的には「今日はだめよ」「また今度ね」「この前〇〇を買ったばかりでしょ」などと言って子供に我慢をさせると思います。
でも、そこでなかなか諦めないのが子供というもの。
子供を諦めさせる為に試行錯誤をくり返し、「何でも思い通りにならない」事をきちんと理解させるには時間がかかります。
正直な話、このやり取りが面倒くさいのです!
「母親なんだから当たり前でしょ?」と言われればそれまでですが、妻の本音はこうなんです。
子供が駄々をこねた時、「わかったわかった。どうぞ!」と言ってあげれば、用事も中断せずに済みますし、子供も笑顔になって一石二鳥ですから。
いつまでも赤ちゃんだと思っているから
妻は「子供はいくつになっても、何もできない赤ちゃんのままでいて欲しい」と思っています。
成長はうれしいけど…まだ親離れしてほしくない。
いつまでも「ママ~」って頼られたい!
妻
そんな気持ちが心の奥底にあるのです。
なのでつい子供が求める前から世話を焼いてしまい、その結果夫から見たら「甘やかし」に感じるのだと思います。
「甘え」と「甘やかし」の違い。甘やかされて育つ子供に与える影響は?
実は「子供の甘え」と「子供への甘やかし」に明確な違いがある事を知らないまま子育てをしている親は多いです。
【甘えと甘やかしの明確な違い】
●子供が自ら甘えること・・・健やかな成長に必要不可欠
●親が子供を甘やかすこと・・・子供の成長に悪影響を及ぼす
あなたの奥さんが取っている行動は「子供の甘えに応えているだけ」なのか、それとも自ら「甘やかしている」のか、確認してみましょう。
「甘え」と「甘やかし」の違い
子供の「甘え」と「甘やかし」の違いを見分ける方法は、「だれの気持ちを満たしてあげる行動なのか」を考える事です。
子供が自ら甘える事は、子供の気持ちを満たしてあげることにつながります。
例えば、子供のこんな行動は成長に必要な「甘え」です。
- 着替えや食事など、自分でしようと頑張ったけれど上手く出来ない時に「ママ、やって!」とお願いしてくる
- 「抱っこして」「膝にのせて」と言う
- 「話を聞いて」「これ見て」と言う
子育ての専門家である田宮由美さんは、このような甘えは子供の成長に必要不可欠だと話されています。
子供の心は「安心」と「不安」、「依存」と「自立」の気持ちを行ったり来たりしながら、少しずつ成長し自立していくのです。
しっかり子供の心を受け止め、甘えさせてやることが大切です。そうすることによって、子供の心は螺旋(らせん)を上向きに描くように、ドンドン自立していくのです。
では「子供の要求を全て、親は聞き入れればよいのでしょうか」というと、そうではありません。「甘え」は子供を成長させますが、「甘やかし」は将来子供をダメにしてしまいます。
では、将来をダメにしてしまう「甘やかし」とはどんな行動なんでしょう。
「甘やかし」を辞書で調べてみると
子供などを厳しくしつけないで、わがままにさせておく。
引用:goo辞書
という意味だそう。
子供の甘えは「子供の気持ちを満たしてあげること」につながるとお話ししましたが、「甘やかし」はその逆で、親自身の気持ちを満たすことにつながります。
実際、
「お菓子あげるから静かにして」とか「おもちゃ買ってあげるから泣かないで」とかよく言うよ。
だって騒いだら周りに迷惑だし注意しただけじゃ静かになるわけないんだもん。
これ、便利な言葉なんだよね~。
妻
なんて思うママは多いでしょう。
ただ、この甘やかしが習慣化してしまうと、子供は「お菓子が欲しい時は騒げばもらえるな」「泣き通せばおもちゃを買ってもらえる」と思ってしまい、努力することを忘れて力ずくで自我を通そうと考えてしまいます。
また、何でも手に入ってしまう環境が作りだされ、「物を大切にする心」と「金銭感覚」が麻痺してしまうのです。
これが、甘やかすということです。
その他にも、こんな行動が「甘やかし」に当たります。
- 子供が自分でやろうとしているのに「やってあげる」と手を出す
- 好きな物を何でも買ってあげる
- 「○○を頑張ったら○○を買ってあげる」と物で釣る
- 怒らなければいけない場面でも怒らない
- 何でも親より子供が優先
これらの行動は全て、親自身の心を満たす「甘やかし」に過ぎません。
子供を甘やかして育てるとどんな大人になる?
「いつまでもママに頼ってほしい」「駄々をこねられたくない」というような理由で甘やかしを続けていたら、将来困るのは子供自身です。
甘やかされて育った子供は
- 自分に自信が持てない
- 新しい事に挑戦する意欲が持てない
- 自分で決断出来ない
- 親の言う事を聞かない
- 我慢することが出来ない
など、自己肯定感(自分は大切な存在だと感じる事)が低い大人になってしまう傾向があります。
将来我が子が立派に自立していく為にも、子供への接し方を今一度見直してみましょう。
妻の甘やかしを止めさせる方法
妻が子供を甘やかしていたら、
そんなに甘やかすなよ。
夫
と注意する夫が大半ではないでしょうか。
残念ながら、それで妻が甘やかすことを止める可能性はほぼゼロです。
きっと反論されたり無視されたりで悲しい結末を迎えることでしょう。
これから紹介する2つの方法がとても効果的です!
子育て方針を夫婦で話し合って統一する
まず、子供の「甘やかし」についての考え方が夫婦で異なっている事が問題です。
先ほど説明した
- 「甘え」と「甘やかし」の違い
- 甘やかされて育つ子供への影響
について妻に話してみて下さい。
あなたは「妻の甘やかし」に悩んでいると思いますが、きっと妻の行動全てが甘やかしにつながっているわけではないはずです。
「抱っこをたくさんする」「子供にたくさん構ってあげる」など子供からの要求はいい甘えですから。
まずは夫婦で話し合い
- 「甘え」と「甘やかし」の考え方を理解する
- これからどうやって子育てしていくか方針を決める
ことに努めてみましょう。
「それは甘やかしすぎでしょ」「それは止めなよ」というように行動のみを指摘してはダメ。根拠をしっかり説明すればあなたの妻もきっと
こんなに子供の成長の事を考えてくれていたのね!
妻
と見直してくれると思いますよ。
育児ストレスを取り除いて息抜きさせてあげる
妻がなぜここまで子供に対して一生懸命になるのか、そこには「育児ストレス」が隠れているかもしれません。
「育児ストレスを感じたことがありますか?」というパパママへのアンケートによると、女性のほうが圧倒的に多く育児ストレスを抱えている事が分かりました。
引用:https://www.o-uccino.jp/article/posts/7910
8割以上のママが何らかの育児ストレスを抱えているようです。
そして「育児ストレスを解消する対処法」についてのアンケートでも、男女に大きな差が出ました。
引用:https://www.o-uccino.jp/article/posts/7910
女性の場合、夫婦の時間よりも
- 睡眠をとる
- ママ友と話す・相談する
- おいしいものを食べる
- 一人の時間を作る
ことで、ストレスが解消されて子供と正面から向き合える心が生まれるのです。
子供中心の生活になりすぎると、子供が自立する事に不安を感じたり空虚感を覚え、その結果「甘やかし」につながることがあります。
ぜひあなたも奥さんに「一人になる時間」や「ママ友とご飯を食べに行く時間(子供抜きで)」を作ってあげて下さい。
こんな家庭もあった!驚きの「妻の甘やかし」体験談
世の中には、妻の甘やかしに呆れたり、妻自身が甘やかしを自覚して悩んでいたりと、家庭によって様々なケースがあります。
思わず納得してしまったり、ゾッとしてしまったりするような体験談をいくつかご紹介します。
35歳になる娘とその母親(私の妻)について、どうしたらよいか戸惑っています。
娘が未だ実家ベッタリなのです。
娘は、大学卒業後に勤めた会社を1年で辞めて、今はアルバイト生活です。
しかし、家には一円も入れていません。
家事も一切やらず、生活費も入れず、そしてそれを認めている妻。私たちが死んだあと、娘はどうやって生きていくのか。
(料理掃除洗濯全て妻がやっています。娘は玉子焼きひとつ作れないし、つくろうとすらしません)
この年齢の娘と結婚するまともな男性がいるとは思えませんし。
ないわ~。自分の子が将来こうなったら……想像すらしたくない!
夫
娘の為を思ってした事が、結果的に娘を苦しめてしまう現状が生まれてしまった代表例ですね。
自立心を育てる事がどれだけ大切かを痛感します。
妻が6歳の息子を甘やかしています。注意してもやめてくれません。
着替えはすべて着替えさせてしまう。
食事はお口アーンで食べさせている。
靴も履かせてあげている。
抱っこも家の中でよくしている。
おねしょをするのでオムツもしています。
息子がやってと言ってやってあげているときもあるようですが、
妻がやってあげたくてやってしまっている時もあるようです。オムツは幼稚園が休みの日は妻が可愛いと言って昼間もさせています。
ふだんおもらしはしませんが、オムツをさせているとオムツにしているようです。
妻にオムツをとるように言っても「まだオムツでいいの」と言って聞きません。引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13107618073
もしやヒモ男はみんなこうやって育った?
夫
きっと奥さんは「まだ赤ちゃんのままでいてほしい」という思いが強いのだと思います。
6歳で昼間オムツはさすがにちょっと…ですね。
そしてこちらは、実際に「甘やかし」を自覚している妻の意見。
4歳の息子がいます。母親の私が甘すぎるので、主人や実家の両親に「子どもを駄目にする」といつも叱られています。
例)毎朝、おんぶしてトイレまで連れて行く
例)毎食、嫌いな野菜は「食べさせてー」と請われるまま、食事を手伝ってあげる
例)親が見たいTVがあっても息子のDVDを優先
例)着替えを手伝う(「ボクできないー」と毎回言うので)
例)寝る前のお片づけは私がしているその他、子どもが要求する些細なこと(このコップじゃ嫌だ、ブロック組み立ててくれ、など)すべて
つい「ハイハイ」と聞いてしまいます。できるだけ子どもの気持ちに寄り添ってあげようと思うと、結果として甘やかしてしまっていることが
多く、ダメな母親だと落ち込みます。
実家の両親に叱られても甘やかしが止められないのは重症じゃん。
夫
このまま甘やかし続けると子供はどんな大人に成長するのか、しっかり理解する必要がありますね。
こちらは、幼稚園で出会ったママ友のお話。
我が子が幼稚園の時のお友達です。
ものすごく甘くて、我が子を叱れないと言う母親とその息子さん。我が家に遊びに来た時に、息子さんはあらゆる部屋に侵入し、タンスを開けたり、引き出しを開けたり、中の物を出したり、やりたい放題。
私が優しく咎めると、「大泣きして暴れ」ました。
その時の母親さんのセリフは「ごめんね。私、叱れなくって(笑)。」以後、その親子さんとは疎遠になりました。
その子は幼稚園でも、小学校に上がっても、我が儘ぶりゆえ、お友達から一線引かれていました。
(笑)って……全然笑えんわ!
夫
なんだか「スカッとジャ〇ン」に出て来そうなモンスターペアレントのお話みたい……これは完全に母親が悪いですね。
子供はそれが当たり前の事だと信じて成長してきたでしょうに……考えると不憫でなりません。
ちなみに、我が家は「こっそり甘やかす」で家庭円満(夫にバレていないから)
私は夫から子育てで注意を受けたり、文句を言われたりすることは今のところありません。子育てはほとんど私なので、そんな後ろめたさがあるのかも…
最近はすぐ「お菓子、お菓子」と言うのであげ過ぎないように気を付けていますが、うるさくてしょうがない時は「これで終わり」なんて言ってもう少しあげたりして・・・(;^_^A(主人がいないとき限定)
それから、家事をやっている時に駄々をこねられると、ついついスマホやテレビばかりを見せ過ぎちゃう…
夫には甘やかしているところを見せていないので揉めることはありませんが、正直妻もそうやって育児を適度に手抜きしないとやってられないっていうのも現状なんです。
【子供を甘やかす妻、何とかして!2つの対策と子供への影響】まとめ
妻の甘やかしは、我が子を愛しているからこその行動です。
ですが、子供の成長に大切な「甘え」と悪影響の「甘やかし」を親がしっかり理解していないと、将来子供自身が苦しい思いをしなければいけません。
妻の事と子供の事、両方を大切に考えられるのは「あなた」だけです。
妻に「甘やかしてはダメ」だと一方的に伝えてもなかなか理解してくれないでしょうから、まずは妻の意見も尊重しながら夫婦でゆっくり子育て方針を話し合ってみて下さい。